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┃ 「 サンタクロースはいるの? 」       
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  ■8歳の少女の質問


  ニューヨークに住む8歳の少女ヴァージニアは、

  サンタクロースの存在を信じています。

  しかし、小学校の同級生はいないと主張し、口論になりました。

  そこで、帰宅した少女は、医師である父親に質問します。

  すると父親は、

  「きっと、新聞社の人なら真実を知っているだろう」

  と、投書をするように勧めました。


  この投書に対して社説で回答したのが、フランシス・チャーチです。

  1897年に掲載され、今もなお語り継がれている内容とは・・・。



  ■社説の内容(抜粋)


  ヴァージニア、それはお友達の方が間違っているよ。

  自分が見たことだけが真実というのは間違いで、

  大人も子どもも、世の中の全てが分かるわけではないよ。

  それほど、人間というものは小さな存在なんだ。

  サンタクロースはいるよ。

  それは、愛とか思いやりとかがあるのと同じように当然のこと。

  そういうものがあるからこそ、人は癒されたり潤ったりするんだ。


  もしサンタクロースがいなかったら、

  『楽しい』『好き』『面白い』といった気持が全部なくなってしまう。

  そうなると、世界中から笑顔が消えてしまうだろう。


  サンタクロースがいないなら、妖精もいないっていうのかな。

  それなら、パパにお願いして、

  クリスマスイブの日に煙突を人に見張らせて、

  サンタクロースをまちぶせしてごらん。

  でも、もしサンタクロースが来なくても、何も変わらない。

  だって、誰も見たことがいないから。

  といっても、

  見たことがないということが『いない』という証拠にはならない。

  それに、大切なもので、目に見えないものはたくさんある。

  『見えないからいない』というのは正しくはないよ。


  サンタクロースはいるよ。

  今もこれからも、ずっといる。

  何千年、何万年たっても、子どもたちの心をワクワクさせてくれるだろうよ。



  ■あなたの家に、サンタクロースはどうやって入るのでしょう?


  煙突がある家はごくわずか。

  ほとんどの家庭では、説明に苦労したことがあるでしょう。

  調べてみると、

  ・小さくなって換気扇や排水口(!)から

  ・大人の大きさで玄関や窓から

  など、さまざまな答えが。

  サンタクロースのために、毎年レンジフードを掃除する家庭もあるとか。


  そういえば、数年前の私は

  「ドラえもんの『通り抜けフープ』のようなアイテムを持っているのかも」

  と答えました。
  
  トナカイに乗って空を飛べるなら、

  そんなアイテムを持っていても不思議ではないだろうと・・・。(^_^;)


  サンタクロースは

  ラップランドグリーンランドに住んでいると言われます。

  あまりにリアルすぎるので、逆に疑心暗鬼になりやすそうです。

  でも、『大切だからこそ目に見えない存在』として捉えたら、

  いろんな答えを用意できそうですね。