仕出し弁当業「玉子屋
社是「事業に失敗するコツ」
1.旧来の方法が一番よいと信じていること
2.もちはもち屋だとうぬぼれていること
3.ひまがないといって本を読まぬこと
4.どうにかなると考えていること
5.稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること
6.良いものはだまっていても売れると安心していること
7.高い給料は出せないといって人を安く使うこと
8.支払いは延ばすほうが得だとなるべく支払わぬ工夫をすること
9.機械は高いといって人を使うこと
10.お客はわがまますぎると考えること
11.商売人は人情は禁物だと考えること
12.そんなことはできないと改善せぬこと

これを杜是として掲げている会社がある。仕出し弁当業界の最大手「玉子屋」である。「人間臭くて深みのある人間かどうか、 この企業理念の反応で見分けるんですよ」と語るのは、同社代表の菅原勇継氏である。
現在、一日三千食を売れば大手と言われる業界の中で、同杜は平均四万五千食の弁当を出荷。午前中は電話八十台とファックス四十台に、ひっきりなしに注文が入る。 たった四百三十円という価格にもかかわらず、口コミで弁当の美味しさや充実度が広まり、年商は五十億円を超えるまでになっているのだ。
「朝礼なんかで皆を集めて、今日も一日がんばりましょう、なんていうのは嫌い。ノルマも嫌。仕事も遊びと思わなくちゃつまらないでしょう」開口一番、彼はこう言った。 勉強には答えがあるが、遊びには「これだ」という答えはない。だからこそ頭を使って、楽しい遊びを生み出すことが必要になってくる。”
— 事業に失敗するコツ*仕出し弁当業「玉子屋」 (via mcsgsym)