① 『銀河市民』 (ロバート・A・ハインライン
広大な銀河社会を舞台に、1人の人間の、様々に変わる境遇を描いた未来の市民物語。異常に作りこまれた世界が面白い!

② 『エデン』 (スタニスワフ・レム
人類の理解を超える異文明!未知なるものとの接触を描く、これもまたSFの醍醐味!

③ 『われはロボット』 (アイザック・アシモフ
筆者が生み出し、現在にも生き続ける 「ロボット3原則」 を軸に展開するSF推理小説

④ 『ファウンデーション (銀河帝国の興亡) 』 (アイザック・アシモフ
心理歴史学(サイコヒストリー)という架空の学問が、銀河を支配する広大な帝国の崩壊を予測してしまう!SF史に名を輝かす長編!

⑤ 『地球幼年期の終わり』 (アーサー・C・クラーク
地球外知的生命体と人類の接触!圧倒的な科学力と不気味な沈黙…果たして彼らの意図は??

⑥ 『刺青の男』 (レイ・ブラッドベリ
“男”の刺青たちが語りだす、宇宙世界の神秘と美しさ!先年惜しまれつつも亡くなった著者の傑作短篇集!

【番外】 『ベスト&ブライテスト』 (デイヴィッド・ハルバースタム
非SFにつき番外。ケネディ政権に集められた「最高のスタッフ」たちは、いかにしてベトナム戦争という泥沼にはまりこんでいったのか?アメリカの悲劇を追う傑作レポート!

⑦ 『月は無慈悲な夜の女王』 (ロバート・A・ハインライン
今回の課題本。流刑地から地球の植民地として発展した月世界。主人公はある出会いを機に、月世界の独立運動に身を投じる!読書会参加者の感想は末尾に!

⑧ 『2001年 宇宙の旅』(アーサー・C・クラーク
映画であまりにも有名になった傑作SF。「小説版を読むと映画版でわからなかったところが楽しめる!」(岡田さん)

⑨ 『神の目の小さな塵』 (ラリー・ニーヴン、ジェリー・パーネル)
今回の課題本。遠い未来、ついに訪れた異文明との接触の瞬間を、複数の人物の視点から描く長編!読書会参加者の感想は末尾に!

⑩ 『宇宙のランデブー』 (アーサー・C・クラーク
ある日、太陽系に飛来した直径7kmの巨大な円筒!これは一体何なのか?? 「女性が1人も出てこないむさ苦しい話……なのになんでこんなに面白いのか!」 (岡田さん)

⑪ 『宇宙への旅立ち』 (ジェームズ・A・ミッチェナー)
フォン・ブラウン博士の亡命から始まる、人類の宇宙への挑戦!アポロ計画からスペースシャトルの時代を描くノンフィクションノベル!

⑫ 『リプレイ』 (ケン・グリムウッド)
18歳から43歳の間で繰り返される人生?巨大な可能性と意外な展開!

⑬ 『マジック・キングダムで落ちぶれて』 (コリィ・ドクトロウ)
近未来、ついに不老不死を達成した人類!1世紀以上生きて、ついに夢の国の夢の職業についた主人公を待ち受ける不思議な事件!

以上13冊で、残念ながら時間切れ!

講演会後の質疑応答では、「日本のSFオススメは?」という質問に対し、
石の血脈』(半村良)、『百億の夜と千億の昼』(三瀬龍、荻野望都)『マルドゥック・スクランブル』(冲方丁)を挙げて下さいました!

また、「マンガでは?」との質問には、 『デビルマン(漫画版)』(永井豪)、「初期の松本零士作品」を挙げ、漫画版『バビル2世』の魅力について語ってくださいました!

映画からは面白いところで1作品、 洋画 『地球爆破作戦』 の名が。(英題 『Colossus』) 岡田さん曰く 「邦題で損している」 とのこと。